2011年より11号まで発行した「J-one 生命あるもの」を定期購読してくださっていた方から新雑誌「小高幻流」1号をご注文頂きました。「J-one」は311以降、震災と原発事故を踏まえた新たな生き方/ライフスタイルの模索とフクシマの小さき声を少しでも届けようと発行して来た個人誌でしたが、2016年より20km圏・旧警戒区域/避難指示準備区域が解除となって住むことが許された南相馬市小高区へと拠点を移したことで、どこか落ち着いてしまったせいか、12号の取材もいくつかしていたものの、出版不況も口実に「休刊」となったままで、2021年あたりには10年の総括を、と思いつつ、日々流されて過ごしてしまっておりました。
昨年末に一念発起し、「小高幻流」創刊に取り組んだものの、「フクシマ」へストレートに照準を合わせ文字ギッシリの「J-one」と、小高という極点からフクシマの現状と311前まで培われて来た精神風土をグラフィック中心に掘り起こす「小高幻流」ではちょっと読者皆さんの求めるものが違うかな?とお知らせを躊躇していた次第です。改めて「J-one」定期購読頂いた方に12号以降の予約分を確認したところ、15名ほどの方がいらっしゃいました。誠に勝手ではありますが、「小高幻流」1号を代わりに発送させて頂きます。お好みではないかもしれませんが。
改めて皆様にご愛顧頂いた事を励みに、「小高幻流」も増ページで毎号充実させていきたい所存です。今後ともどうぞ、よろしくお願い致します。
編主・発行人 すぎた和人
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